6月のことを忘れていいわけがない

ヴェルディ戦は直前に外せない用事があったので、キックオフぎりぎりにスタジアムに駆けつけることになった。
選手入場の時のアナウンスで田子ちゃんが「6月のことは忘れてしまえ!」と叫んでいるのを聞いて「おいおい」と思ったけど、まぁ、こういう失言は田子ちゃんらしいな、とも思った。
でもこれは失言じゃなかった。
帰宅してから改めてマッチデープログラムを見てみたら、そこに大きく書いてあった。

マッチデープログラムに書いてあるということは、クラブとして「6月のことは忘れてしまえ!」と言っていることになる。
これには失望した。
6月のことを忘れて良いはずがない!
6月の4連敗をクラブとしてしっかり受け止め、その原因を突き止め、それへの対応をきちんとしなければならない。
それを「忘れてしまえ!」とは何事だ。
クラブがこのようなスタンスだから、5連敗という結果になるのだろう。
「6月のことは忘れてしまえ!」などとマッチデープログラムに載せるようなクラブに未来があるとは思えない。

同じ失敗を繰り返すチームに未来は無い

今シーズン3度目の試合開始早々の失点。
さらに、前半の試合開始早々に失点していながら、後半開始早々に失点を繰り返す。

今シーズンだけじゃ無い。
昨シーズン、J1で何度も試合開始早々に失点を繰り返していた。

その失敗から何も学ばなかったのか。
その失敗から修正すべき点を見つけることはできないのか。


もちろん、一番非難すべきは選手である。


しかし、同じ失敗を何度も繰り返させている監督、コーチ陣、強化部、彼らにこそ、責任はある。
私はそう思う。


もうそろそろ、監督やコーチ陣、強化部の責任を問わねばならない状況になってきていると思う。
今年の失点だけを考えてもそうだし、去年の失点を加えれば、監督・コーチ陣・強化部の責任は今すぐにでも追求しなければならないと私は思う。



今シーズン、もう2度と前半後半を問わず、開始5分間に失点をしてはならない。
もし、前半後半を問わず、開始5分以内に失点をするのであれば、その時は誰かが責任をとって辞めるべきだ。

PLAY ON

昨日の鹿島戦、ロスタイムの阿部ちゃんのゴールは嬉しかった。
去年のヴェルディ戦を思い出した。


でも、去年のヴェルディ戦の時と今とで、同点ゴールの価値は同じだろうか。


去年の同点ゴールは昇格に向けた大きな勝ち点1を奪い取るものだった。
昨日の同点ゴールで奪い取った勝ち点1は、どうだろうか。大きな勝ち点1になるものだろうか。


これが7月の鹿島戦だったら、引き分けは大きな勝ち点1だったろう。


でもいまは残り8試合だ。
残留圏との勝ち点差を考えると、勝ち点1では足りない。
あの同点ゴールで、「良くやった」とは、悔しいけど、言うことはできない。
今はそういう状況だ。


同点ゴールが決まっても、まだ試合終了の笛は鳴っていなかった。
試合終了の笛が鳴るまでは、勝利を目指して戦う姿勢、それを見せて欲しかった。


PLAY ON


今年のチームスローガンであるこの言葉、飾りでは無いはずだ。
昨日の試合の、ロスタイムのゴールまでは「PLAY ON」だった。でもゴールを決めた時点でPLAYはOFFになってしまった。


「鹿島相手に良く追いついた。」
J1に観光に来たのなら、それでもいいだろう。
自分はJ1に観光に来たつもりは無い。だから今の状況では追いついただけじゃダメなんだ。


「この引き分けを次に繋げられればいいじゃないか。」
残念ながら、今シーズンは引き分けや勝利を次の試合に繋げられたことは1度も無い。
「良くやった、次もガンバレ」という意思表示じゃ次に繋げられない。引き分けじゃダメなんだ、と言うことを強くアピールしなければ、次の試合に繋がらないと私は思う。


自分達が試合後に8ゲートに残ったことが無駄ではなかった。
次の広島戦でそれを見せて欲しい。

ぶれない軸

最近の試合を見ていて思うのは、クラブとしての軸がぶれてないか、ということ。

数年前まで、監督が替わる度に、サッカーが変わってしまうと言われることがあったが、それではいけないということで、チーム理念、目指すサッカーなどを定めた。
マニフェスト730(2010年版)(http://www.bellmare.co.jp/files/manifesto730_2010.pdf PDF)の18頁に記載されているが、確認の意味を込めて、ここに掲載する。(赤文字は筆者による)

チーム理念
湘南地域に住む人々に、サッカーを通して夢と勇気と希望の感動空間を提供する


目指すサッカー
常にゴールを意識した、攻守の切り替えの早い、アグレッシブなサッカー


選手に求める7 訓
1. 夢と目標をもつこと(自己実現と挑戦)
2. 100%の集中力で練習を行うこと(本質を見失わない)
3. 強いフィジカルコンディション(心技体)を自ら作る努力をすること
4. 謙虚さと思いやりをもって行動すること
5. 常に明るく元気良くすること
6. ファンに対して暖かく接すること(地域共存意識、社会貢献)
7. 自分のため、チームのため、クラブのため、地域のために行動する


選手獲得基準
1. フィジカルは強い選手ですか?(体)
2. チームの為に行動できるメンタルはありますか?(心)
3. ボールコントロールの技術は高いですか?(技)
4. 将来、J1リーグで通用するポテンシャルですか?(可能性)


チームの「定義」
チームは、監督個人の表現手段ではない。
チームには、蓄積してきた経験やノウハウがあり、それを生かしながら継続していくことが重要である。だからこそ、クラブとして、「目指すサッカー」や「理念」といったぶれない軸が大切である。


チームは生もの、チームは計画通りにはいかない。
だからこそ、「負け方」(チームフィロソフィーに通ずる)が重要である。(バイエルン・ミュンヘン ヘーネスGM)


今のチームは、ここに掲げたことをやろうとしているか。


「常にゴールを意識した、攻守の切り替えの早い、アグレッシブなサッカー」を目指しているか。
選手は「自分のため、チームのため、クラブのため、地域のために行動」しているか。
チームが「監督個人の表現手段」になっていないか。
「クラブとして、「目指すサッカー」や「理念」といったぶれない軸」をもっているか。


このような状況だからこそ、原点に立ち戻って問い直さなければならない。

エリアワンセグの特区先行モデルに決定

先日のクラブカンファレンスでも眞壁社長が少し触れていたけど、総務省ホワイトスペース特区先行モデルの1つに湘南ベルマーレが認められたらしい。

ホワイトスペース特区先行モデルを決定 - ニュース:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100730/350874/

 総務省の「新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム」は2010年7月30日、最終会合を開催した。ホワイトスペース特区の先行モデルを決定した。

 先行モデルに決まった「対象者」(内容、場所)は以下のとおり。「湘南ベルマーレ」(ワンセグによるスポーツ映像などの配信、神奈川県平塚市)<以下略>

ホワイトスペース特区先行モデルを決定 | 日経 xTECH(クロステック)

去年のベルマーレワンダーランドでエリアワンセグの実験を行ったことを覚えている方も多いと思うが、それを平塚競技場平塚駅、商店街、そしてイベント会場や指定管理施設、シャトルバスなどで行うことが総務省に認められたらしい。
ベルマーレ総務省の検討チームに対して行った提案資料のPDFが総務省のサイトにアップされているので、詳細はこれを見ていただきたい。
なお、提案者は(株)湘南ベルマーレでは無く、NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブである。

ホワイトスペースの活用に関する提案
スポーツ交流を生かした地域活性化のための情報サービス
http://www.soumu.go.jp/main_content/000064017.pdf

このエリアワンセグがいつから行われるのかは分からないが、とても楽しみだ。

オーロラビジョンの詳細が決定

本日の平塚市長記者会見で平塚競技場の大型映像装置の設置について詳細が述べられています。

神奈川県 平塚市|記者発表資料 7月定例市長記者会見・平塚競技場大型映像装置の設置
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/press/pre20100098.htm

平塚競技場大型映像装置の設置

 平塚競技場の大型映像装置の賃貸借(リース)について、指名競争入札の結果、契約業者が決定しましたので、設置に向けて準備を進めていきます。
  
≪賃貸借の内容≫
・契約先    三菱電機クレジット株式会社
・契約金額   月額  4,453,596円 
        総額 267,215,760円(5年リース、保守点検料含む)
・賃貸借期間  平成22年12月1日から平成27年11月30日まで
         賃貸借期間満了後は、平塚市に無償譲渡となります。 

≪大型映像装置の概要≫
 ・設置場所   競技場南側立見席(アウェイサポーター席)後方
・画面     800型(縦9.84m×横17.76m×幅0.3m)
LED方式、ハイビジョン対応
平塚競輪場のものとほぼ同じ大きさです。
・システム   他の競技場と同様にJリーグの試合に対応できるシステムで、文字・図形表示、ライブ中継、スロー再生等が可能です。
・活用方法   サッカーのほか陸上競技等でも使用することができるシステムで、各団体が持ち込むパソコンと接続すれば、選手名やレース結果の表示が可能です。また、高校の校内陸上大会等ではクラス対抗で競技をしていますので、得点ボードとしても利用できます。
      
≪今後の予定≫
 ・工事は8月上旬から開始し、11月中旬の完成を目途に進めていきます。
 ・完成後は、テストを兼ねて11月28日(日)セレッソ大阪戦のホームゲームで使用する予定です。

3月の議会以降、動きが全然見えなかったのですが、とりあえずホーム最終戦には間に合うようです。
ただ、平塚競技場はオーロラビジョンを設置すればそれでOKという訳ではありません。
ゴール裏の環境を始め、課題はたくさんあります。
オーロラビジョンの設置で終わりと言うことを、市に対してアピールし続けていく必要があると思います。
もちろん、クラブハウス問題もまだ解決していないので、そちらも同様です。