ぶれない軸

最近の試合を見ていて思うのは、クラブとしての軸がぶれてないか、ということ。

数年前まで、監督が替わる度に、サッカーが変わってしまうと言われることがあったが、それではいけないということで、チーム理念、目指すサッカーなどを定めた。
マニフェスト730(2010年版)(http://www.bellmare.co.jp/files/manifesto730_2010.pdf PDF)の18頁に記載されているが、確認の意味を込めて、ここに掲載する。(赤文字は筆者による)

チーム理念
湘南地域に住む人々に、サッカーを通して夢と勇気と希望の感動空間を提供する


目指すサッカー
常にゴールを意識した、攻守の切り替えの早い、アグレッシブなサッカー


選手に求める7 訓
1. 夢と目標をもつこと(自己実現と挑戦)
2. 100%の集中力で練習を行うこと(本質を見失わない)
3. 強いフィジカルコンディション(心技体)を自ら作る努力をすること
4. 謙虚さと思いやりをもって行動すること
5. 常に明るく元気良くすること
6. ファンに対して暖かく接すること(地域共存意識、社会貢献)
7. 自分のため、チームのため、クラブのため、地域のために行動する


選手獲得基準
1. フィジカルは強い選手ですか?(体)
2. チームの為に行動できるメンタルはありますか?(心)
3. ボールコントロールの技術は高いですか?(技)
4. 将来、J1リーグで通用するポテンシャルですか?(可能性)


チームの「定義」
チームは、監督個人の表現手段ではない。
チームには、蓄積してきた経験やノウハウがあり、それを生かしながら継続していくことが重要である。だからこそ、クラブとして、「目指すサッカー」や「理念」といったぶれない軸が大切である。


チームは生もの、チームは計画通りにはいかない。
だからこそ、「負け方」(チームフィロソフィーに通ずる)が重要である。(バイエルン・ミュンヘン ヘーネスGM)


今のチームは、ここに掲げたことをやろうとしているか。


「常にゴールを意識した、攻守の切り替えの早い、アグレッシブなサッカー」を目指しているか。
選手は「自分のため、チームのため、クラブのため、地域のために行動」しているか。
チームが「監督個人の表現手段」になっていないか。
「クラブとして、「目指すサッカー」や「理念」といったぶれない軸」をもっているか。


このような状況だからこそ、原点に立ち戻って問い直さなければならない。