なぜクラブはチョウ監督の続投にこだわるのか
チョウキジェ監督のパワーハラスメント行為がJリーグの調査で認定されたが、湘南ベルマーレはクラブとしてチョウキジェ監督の続投を考えているような言動が、会長、スポンサーなどからなされている。*1
なぜ、ベルマーレはクラブとしてチョウキジェ監督の続投にこだわるのだろうか。
根拠はないが、自分としては、これが理由ではないかと思うことがあるので、ここに書き記しておく。
なぜベルマーレはチョウキジェ監督の続投を望むのか、それは、クラブとして外部から監督を招へいする経験も能力も無いからではないだろうか。
湘南ベルマーレになってからの監督は、加藤久、田中孝司、サミア、山田松市、望月達也、上田栄治、菅野将晃、反町康治、チョウキジェの9名。
その中で山田松市、望月達也、菅野将晃、チョウキジェがコーチからの内部昇格。*2
外から呼んできた監督は、加藤久、田中孝司、サミア、上田栄治、反町康治の5名だが、上田栄治と反町康治はクラブOB である。クラブOBでない監督を外から呼んできたのは2003年のサミア監督にまでさかのぼらなければならない。*3そして、いずれの監督も、決して成功したとは言い切れない。
外から監督を招へいする経験が今のベルマーレには無いのだ。
だから、チョウキジェ監督の続投に頼るしかない、と考えてしまっているのではないだろうか。
正直、今のクラブにOBか現スポーツダイレクターの個人的なつながりぐらいしか、新監督を招へいできるルートがあるとは思えない。
しかし、経験がないからやらない、というのではクラブは成長できない。
仮に失敗したとしても経験を重ねるしかない。
クラブとして成長していくには、外部から監督を招へいするという可能性を広げていく必要があると思う。