PLAY ON

昨日の鹿島戦、ロスタイムの阿部ちゃんのゴールは嬉しかった。
去年のヴェルディ戦を思い出した。


でも、去年のヴェルディ戦の時と今とで、同点ゴールの価値は同じだろうか。


去年の同点ゴールは昇格に向けた大きな勝ち点1を奪い取るものだった。
昨日の同点ゴールで奪い取った勝ち点1は、どうだろうか。大きな勝ち点1になるものだろうか。


これが7月の鹿島戦だったら、引き分けは大きな勝ち点1だったろう。


でもいまは残り8試合だ。
残留圏との勝ち点差を考えると、勝ち点1では足りない。
あの同点ゴールで、「良くやった」とは、悔しいけど、言うことはできない。
今はそういう状況だ。


同点ゴールが決まっても、まだ試合終了の笛は鳴っていなかった。
試合終了の笛が鳴るまでは、勝利を目指して戦う姿勢、それを見せて欲しかった。


PLAY ON


今年のチームスローガンであるこの言葉、飾りでは無いはずだ。
昨日の試合の、ロスタイムのゴールまでは「PLAY ON」だった。でもゴールを決めた時点でPLAYはOFFになってしまった。


「鹿島相手に良く追いついた。」
J1に観光に来たのなら、それでもいいだろう。
自分はJ1に観光に来たつもりは無い。だから今の状況では追いついただけじゃダメなんだ。


「この引き分けを次に繋げられればいいじゃないか。」
残念ながら、今シーズンは引き分けや勝利を次の試合に繋げられたことは1度も無い。
「良くやった、次もガンバレ」という意思表示じゃ次に繋げられない。引き分けじゃダメなんだ、と言うことを強くアピールしなければ、次の試合に繋がらないと私は思う。


自分達が試合後に8ゲートに残ったことが無駄ではなかった。
次の広島戦でそれを見せて欲しい。