可能性がある限り最後まで戦え! だけでなく

シーズンのちょうど半分が終わったところでこの順位、この勝ち点。
可能性が無くなったわけでは無いけど、昇格と言うにはだいぶ厳しい状況である。

もちろん、自分も昇格をあきらめていない。昇格をめざして応援している。
でも、それがかなり厳しくなった状況から目をそらしてもいけないと思う。

可能性がある限り昇格をめざして戦う、というのは当然ではあるが、その可能性が無くなったときにどうするのかを考えていかなければならない時期でもある。


昇格の可能性が無くなったとき、チームは、選手は、何をめざして何のために戦うのか。

プロである限り、どんな状況であっても自分のために戦うべきだ。それがプロの選手だ。
と思う。

でも、今のベルマーレの選手が、そそれだけのモチベーションを自分で保てる選手ばかりだとは思わない、いやそういう選手は少ないだろう。
選手が自分でモチベーションが保てない場合に求められるのは、チームとしてのマネジメントだ。

しかし、これまでのベルマーレの成績を振り返って見ると、チームとしての目標がかなわなくなった場合に、チームとして戦うモチベーションを保つことのできたことは、残念ながらほとんど無い。
昇格に最後まで絡んだ20070年・2008年シーズンを除けば、それができたのは2002年シーズンぐらいだろう。
それ以外のシーズンは、ほとんど失速したままで、立て直すことはできずにシーズンを終えている。

応援してくれるサポーターのために戦う。

選手はそう言うかもしれない。
しかし思い出して欲しい、昨シーズンのことを。
昨シーズンの最後、選手はサポーターのために本当に戦ったのだろうか。
新潟でのあの屈辱的な試合を忘れることはできない。

今シーズンをそのような形で終わらせてはならない。
そのようなことになったら、またJ2の中位〜下位に低迷するシーズンを何度も繰り返すことになる。

サポーターのために戦う、というようなお題目で無く、何のために何を目標に戦うのか、チームは、選手は、しっかりと持って欲しい。
同じことを繰り返さないためにも。