第14回ベルマーレクラブカンファレンス記録-1 左伴執行役員常務

最初に眞壁社長より、左伴繁雄執行役員常務の紹介と、左伴執行役員常務からの挨拶があった

眞壁社長による紹介

11月1日付けで、元横浜Fマリノス社長の左伴氏が執行役員常務に就任した。
左伴氏は厚木市在住で、Fマリノスの社長退任後、近いこと、日産車体とも親しいこと、などの関連で、今年の9月に使ってくださいと申し出てきた。
泥沼でもいいから是非やりたい、火の車でもやりたい、と言ってくれたのでありがたくお話をお受けした。

左伴氏の挨拶

こんにちは、左伴です。
社長から紹介があったように、自分から申し出たのは事実です。
確かにマリノスで6年社長をやったけど、どうしてもマリノスで果たせなかった夢がこのクラブにはある、それをお手伝いすることで自分の夢も果たしたいと思って、このクラブに来ました。
昭和54年日産入社し、製造畑をあるいてきて、その後人事に移り、99年にカルロスゴーンを迎えて、リバイバルプランのメンバーになりました。
不採算事業の撤退をたくさんやったが、Fマリノス、あそこは別だから立て直せというミッションをゴーン社長から受けて社長に就任した。
Fマリノスの社長をやってきたが、そこでは果たせなかった夢があり、その夢を果たすためにこのクラブに来た。
スポーツ事業は、いい数字を出さないと、選手を養っていくのは難しい。
国は責任企業の赤字補填を認めているので、Fマリノス時代も日産からお金を出してもらって運営してきた。
しかし、経営者としては後ろめたさをもってきた。
その当時、あのクラブだけは対峙したくないがあって、そのクラブがベルマーレだった。
ベルマーレは自力でやってきた、自分たちの足で立って、歩いてきたクラブだから、日産の支援の下でクラブを経営している自分にとっては、ベルマーレというクラブを直視できなかった。
サポーターとスポンサーと株主に支えられているクラブがJ1にあがろうとしているのはすばらしいことだと思う。
自分がFマリノス時代にやってきた経営とは相反することだが、このクラブに加わりたい。
そのために、クラブに財力をつけ、事業の質を上げていくことで貢献していきたい。
昇格をした後に、エレベータークラブにならないように、財力のあるクラブにしていきたい。
このクラブが自立歩行して、J1に立派に戦うための、サラリーマン生活最後の10年にしたい。
1ヶ月たって、いろいろな不利な状況はあるが、親会社がないからビジネスチャンスになること、ホームタウンが広いからビジネスチャンスになることが見えてきた。
粉骨砕身努力する。