平塚競技場の改修についての平塚市議会9月定例会での質疑
10月30日に、配布された「ひらつか議会だより」を元に次のエントリーを書いた。
平塚市議会で平塚競技場の改修についての質疑 - ねおベルマーレ
http://d.hatena.ne.jp/neobellmare/20081030/1225376558
11月21日付けで、平塚市議会のサイトの会議録にに9月定例会分が掲載されていたので、該当する質疑のところを調べて見た。
質問したのは、無所属の高橋紀英議員。
質疑のうち、平塚競技場の改修に関する部分をピックアップする。
まずは、高橋議員の質問。
(2)平塚競技場。
来シーズンのＪ１復帰に向けて、好調の湘南ベルマーレのホームグランウンドである平塚競技場も、サッカーのほか陸上競技大会などで昨年度、年間約８万人の利用があります。ちなみに2006年には、Ｊ１、Ｊ２リーグで一定数以上の試合が開催されるホームスタジアムで、１年を通し優良な芝を提供したスタジアムに贈られるベストピッチ賞を受賞しています。
全国に誇れる施設となったわけですが、この平塚競技場についての改修計画についてもお伺いします。
それに対する渡辺貞雄まちづくり事業部長の回答。
次に、２点目の平塚競技場の改修計画についてであります。
平塚球場と同様に昭和62年の開設以来、21年が経過し、年々修繕を必要とする箇所が増加しております。
今後の改修計画につきましては、優先順位の高いものから計画的に実施したいと考えております。具体的には、バックスタンド観客席交換修繕、空調機修繕、照明塔交換修繕等を計画しております。特に、照明塔交換修繕に関しましては、不点灯の数がふえており、灯具が外国製のため部品調達が国内では困難であります。
また、修繕には日数と多額の費用がかかるため、汎用性のある部品に交換するための大規模な改修が必要と考えております。 以上でございます。
高橋議員の再質問。
それから、平塚競技場の方ですけれども、質問の中で申し上げましたけれども、今、大変湘南ベルマーレは絶好調で、本当にＪ１復帰が目の前にきているんですけれども、仮にというか、これは願いですから、仮にとは言えませんけれども、Ｊ１に湘南ベルマーレが復帰した場合に、例えばＪリーグに昇格するときには、いろいろスタンド改修だとか条件提示等々もあったんですが、あれからかなり時間も経過して、恐らくＪリーグを取り巻く環境も変わってきているかと思うんですが、何かＪリーグの側から、例えばここを改善しなければいけないんだということがあるのであれば、お示しをいただきたいと思います。
渡辺貞雄まちづくり事業部長の回答。
湘南ベルマーレがＪ１に昇格をした場合ということで、平塚競技場の方の改修が必要になるのかということでございます。
１つだけ昇格した場合の基準が満たさないものがございます。選手用のベンチというのが、現在11人用でございます。Ｊ１に上がりますと13人用をつくらなければいけないということがございます。
あとほかの件につきましては、すべてクリアはしているんですが、望ましい施設ということで、現在収容人数が１万5000人ということでＪ１の規定がございますが、平塚競技場は１万8500人でございます。しかし、2007年のＪ１の平均の入場者数というのが１万9000人ということですので、私どもとしては２万人以上がほしいかなという望ましいことを今考えております。
あと、ファンサービスの中で大型ビジョンが、Ｊ１に上がりますと25あるスタジアムに対して、すべてについております。御存じのとおり、平塚競技場はついておりませんので、この辺は非常に私の方としては、ぜひつけたいかなというようなことを今考えております。ぜひ頑張っていただきたいと思います。
以上でございます。
リンクが上手くできていませんが、ご容赦ください。
前回のエントリーの元となった議会だよりの該当箇所とは受ける印象が違う。
議会だよりの該当箇所は以下の通り。
議員 今シーズン戦績が好調な湘南ベルマーレのホームグランドである平塚競技場の改修計画について聞きたい。
まちづくり事業部長 今後、照明灯交換修繕や空調機修繕等を計画している。照明灯に関しては灯具が外国製のため国内での部品調達が困難であり、汎用可能な部品に交換するには大規模な改修が必要と考えている。
議員 Ｊリーグへの昇格時の大改修のように、今回Ｊ１へ復帰した場合に改修をしなければならない設備はあるのか。
まちづくり事業部長 試合で使用する選手用のベンチは現在一一人用となっているが、Ｊ１に昇格した場合には一三人用を用意しなければならない。なお、他の設備は基準を満たしている。
議会だよりでは収容人数の拡大については触れられてないが、会議録では2万人以上への拡大の可能性をにおわせている。
また、大型ビジョンについても触れられていて、渡辺貞雄まちづくり事業部長が前向きな回答をしている。
会議録を読んで、平塚市の対応に対する印象が大きく変わった。
