第12回クラブカンファレンス記録-2(大倉強化部長の話-2)

ここから頂いた質問についてお答えしていきます。

【補強・育成に関して】

安価に獲得できる若手外国籍選手の補強予定はあるか?
J1昇格に不可欠なシーズン途中の補強は予定しているか?

若手の外国人選手、それから補強については今現在は考えておりません。
確かにC契約という若手の選手は、安いと言えば安いのかもしれないですけれども、意外とすぐ連れてこれるような感じでもないということも含めて、今はちょっと補強的な考え方は持っていません。
シーズン途中については、やはりまだ2節しか終わっておりませんので、当然経営的な観点ということも相談しながら、今後どうしていくかということになりますが、常に情報としては、JFLも含めて即戦力になる選手の情報はいろいろ集めています。
ただ今の、今日の時点では今はまだ考えていない、ということです。

手薄なポジションであるサイドバックのさらなる補強はあるか?

サイドバックの補強については、あとでも出ますけれども、近く臼井選手が戻ってきますので、基本的には今は彼を右のサイドバックとして考えてます。
尾亦選手が、ちょっと出したくなかったんですけど、どうしても出て行く状況になってしまいましたので、そういったところがあるかもしれませんが、三田にしてもスペシャリストではないですけれども、安定感のあるところでやっていきたいと思っています。
臼井に関しては近く、限りなく近くとしか言えないんですけれども、戻ってきます。
よろしくお願いします。

移籍リストに掲載されている選手などの獲得はあるか?

移籍リストの選手は、約今30人ぐらい載っているんでしょうか、いつも見てはいますけれども、先ほどの話と同様に、今現在獲得するという動きはございません。

プレースキッカー、特に左利きのキッカー育成や獲得は検討しているのか?

左利きのキッカーは、ご指摘の通り、育成のほうでこの間もテーマになったんですが、左利きを探そうということは話はしています。

ユース生え抜きの選手の放出は集客や下部組織保護者のクラブへの信頼感に影響していないか?

現在、猪狩選手が佐川印刷、この間点を取って活躍していましたけれども、それから鶴見選手を鳥取に出しています。
基本的な考え方としては、ベルマーレの2015で謳っていますように、将来的にはベルマーレ出身の選手がレギュラーとして活躍して欲しい、というのがまず第一にあります。
その上で彼らをどう育成していくか、というところのレンタルであることをご理解下さい。
猪狩選手はで、今年午前中サッカーして、午後は仕事をしています。
そういう環境に行かせたかったのです。
本人とも話をして、とにかく社会勉強をもっとしよう、ずっと小学校からベルマーレ一筋で来て、外の環境も知らないので、どれだけベルマーレが恵まれているのか見てこいと、しかも仕事をしろということで、本人と色々話をして、午後印刷の仕事をしています。
この間関係者に聞きましたが、非常に良い、仕事を一生懸命やる、ということで、非常に上司にもかわいがられているようです。これはすごく大切なことで、社会人としてもそうですし、サッカー選手として伸びて行くには、監督や上の方からかわいがられる、自分から入っていく、そういう関係を作れるかどうかは非常に大きいので、非常に良い経験をしていると思います。
この間ちょうど佐川印刷さんが馬入に練習ゲームに来て、本人とも話したんですけれども、非常に楽しい、良い経験させてもらっている、というようなことでした。当然実力があって戻ってきて戦力になるんでしょうですけれども、非常に今良い経験をさせていると思っています。
鶴見も今年戻ってくるという話もしていましたが、本人がもう1年やりたい、やはり去年はやりきれていない、というところで、鳥取さんも欲しいということだったので、もう1年レンタルでお貸ししますということになりました。
トシも、ご両親のお話ですが、非常に変わってきた、地に足ついてサッカーに向き合えるようになってきた、と言うことで、非常に期待していますし、鳥取でも期待されています。我々も注意深く見ていきたいなと思っています。。
あくまでも、要らないから出すというよりは、経験を積んで欲しいということで、大切にするが故の放出だと言うことをご理解いただきたいと思います。
今、林彗、永里源気鎌田翔雅とユース出身が3人いて、猪狩・鶴見と合わせて5人プロとして抱えています。今後、こういった選手も他の選手もそうですけど、いろんな経験をさせたいというふうに思っています。

【選手起用・怪我に関して】

臼井選手の怪我があるとはいえ、サイドバックが本職ではない山口選手を起用するよりも、本来右サイドの三田選手を右で、鈴木伸選手を左で起用したほうがよいのではないか?

こう言ったちょっと細かい戦術的な話ですが、僕の方から個別に答えることはできないのですが、三田は当然右もできますし、山口も逆に左もできる、本職はセンターバックですけれども。そう言った事情の中で、何よりも臼井が最初から出られなかったのは計算外ではありますが、鈴木伸もこの間サブに入りましたし、元気にやっていますので、そういった組合せは監督の中では少しは考えていると言うことでございます。

大山選手のサイドバックへのコンバートはないのか?

大山選手のサイドバックというのは無いと思われます。
まだまだ本人も自分のパフォーマンスを出し切れていないので、おそらく彼の良さというのは、ボールを蹴る、止めると言ったところなので、もっともっとこれから彼の色を出していかなければいけないと思います。

臼井選手、林選手の怪我の状況と復帰の目処は?

怪我の状況については、林彗選手についてはちょっとまだかかります。
ジョギングをし始めていますが、もう少しかかるかなと。
臼井選手は先ほど言いましたように、近く、限りなく近く戻ってくるというふうにお伝えしておきます。

【審判・強化全般に関して】

担当審判の判定基準の傾向などの事前調査を行い、その対策をもって試合に臨んでいるか?

審判の基準傾向を事前調査はしています。
同じサッカー界でやっていますので、監督もほとんどの審判のクセ、どのタイミングでイエローを出すかとか、PK出すというのは、選手にフィードバックをしています。
ただ、2節終わった時点なんですけど、予想以上に、遙かに予想を上回る判定をしていただいているので、その辺りはちょっと難しいんですけども。この間のゲームなんかも、終わった後社長同席の元に、木を見て森を見ずじゃ無いですけれども、もっと全体を見なきゃいけない、開始7分の、ダービーであのプレイ、あのプレイ絶対にPKじゃ無いんですけれども、PKを出すかと言う話をしています。
クラブでビデオを作って抗議文として出しております。
ただ、そこは選手も理解した上でやらなきゃいけない、いかに味方につけているかっていうことを、話をしています。

今季開幕前の構想の現時点での達成度は? 達成できていない部分の修正案は?

2節しか終わっていないので、当然やられている試合、例えば仙台戦であれば、色々な見方があると思いますが、しっかりと去年のベースのディフェンスができて、コーナーから点を取った、ただ相手にボールを常に握られたよね、じゃあディフェンスのラインはどうだったのか、云々、これらのような話はあるにせよ、ああいったサッカーができたことは去年の継続がなされている。
ただ横浜FC戦は、蓋を開けてみると前半は、全く動けなかった。これはなんでだろうか。
いろんな外的要因があるにせよ、どうも動きが悪かった、相手の方が勢いがあった、じゃあどうしてだ、後半はあれだけできたのに。
そう言ったところの2節のそこまでの分析、それから当然新加入で入ってきたリンコンであり阿部であり、もっと公式戦で結果を出さなきゃいけない。出さなければやっぱり信頼を得られない、っていうところを、これからやっていかなければいけないというふうに思っていますので、1クール終わらないと、今季の構想と修正、評価って言うのは、なかなかしづらいと考えております。

ホームゲームでの勝利を増やすために、ホームでの勝利数と順位に応じて勝利給を増減させてみてはどうか?

勝利給に関しては、一律ですけれども、勝利したときのサポートをしていただくとか、そういったことを何とかできないかなという話はしています。
特別にというのはありません。

CKやスローインの精度を上げるために、試合時だけでもトラック部分に人工芝を設置するとことはできないか?

確かに助走からコーナーキックするときに短いのですが、本人達に聞くと、あまりそこまで意識していないということです。
ひとつの良い参考な意見ですので、検討はしてみたいと思いますが、特に今の時点で不都合はないということでした。


すみません、ちょっと僕これから試合に向けてのミーティングがありますので、退出しますが、是非よろしくお願いします。
臼井選手も近く戻ってきます。

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