大きな不満

上記記事を読んで、大きな不満を抱いた。
平塚市に対してではない。
ベルマーレに対して、とても大きな不満と大きな不信感を抱いた。

せたがやさんがやはり不満を表明しているが、私も同様に、大きな不満を抱いている。

平塚市支援策が発表されたとき、ベルマーレ次のコメントを発表している。

ご心配をいただいております、多くの市民・サポーターの皆さまに心より感謝申し上げます。
また、今後も馬入ふれあい公園でのベルマーレと市民のさらなる共生のために、よりよい環境づくりを目指していきたいと考えています。

このコメントを読んだ人のどれだけの人が、市の支援策が充分なものではないと分かるだろうか?
多くの人は、これでクラブハウス問題が解決した、と思ってしまうのではないか。
事実、署名活動をしている人で「解決して良かったね」と多くの人から言われた、という人がいる。
このコメントでは、現状が全く分からない。
もちろん、支援策を打ち出してくれた市に対して不満を述べることはできないという事情はあるかもしれない。しかし、市に感謝を述べるだけでなく、現状に対する説明があるべきではないだろうか。

それ以上に不満なのは、民有地を借りたことに対するクラブからの発表がなされていないことだ。
新拠点となる場所を2年間とはいえ確保できたことは、市が記者会見の中で述べているが、クラブからは未だに何の発表もない。
2年間の賃借ということも、市が言ったことで、クラブからは何の説明もない。
だから、2年間で出て行かなければならないのか、もしくは2年単位の賃借契約で2年後も継続の可能性が大きいのかどうか、全く分からない。
そこに建てる建物がプレハブの仮設であることも、湘南ホームジャーナルの記事を読んで始めて分かった。
クラブハウスを考える会は、支援策が発表された後も署名活動を継続しているが、支援策が発表されたことによって、非常に苦戦を強いられている。
市が支援をしているのに、なぜ署名活動を続けるのか、市の支援のどこが不満なのか、何が足りないのか、何を求めての署名なのか、署名活動を続ける上でそう言った疑問に対してきちんと説明する必要があるが、上記のような状況が分からない中では、説明することが非常に難しい。
下手をすると、ベルマーレサポーターが我が儘な要求をしているという誤解を招きかねないのだ。

状況が分からない中では正しい判断はできないし、支援活動を続けるのはとても難しい。
「言わなくても分かって欲しい」というのは無理だ。

来週のクラブカンファレンスでサポーターに説明するというのでは遅すぎる。
署名活動は9月の市議会への提出を目指して行っている。
残された時間は少ない。
8月はホームで2試合しかないのだ。カンファレンス当日ともう1試合だけ。
サポーターの支援を求めるのなら、署名活動を続けて欲しいと思うのなら、一刻も早く正確な情報を出して欲しい。


なお、ベルマーレが情報を出していないのはクラブハウス問題だけではない。
増資や新規株主のことについてもそうだ。
6月の市議会の市の答弁によると、2600株(1億3000万円)の増資を行い、新規株主2者が1000株(5000万円)ずつ、残り600株(3000万円)は既存の株主が出すが、その1/4を平塚市が出す、とのこと。
6月の議会で増資に充てる補正予算案が成立している。

しかし、クラブ側からは増資についてのアナウンスが全くなされていない。
もう増資は行われたのか。
新規株主はどこなのか。

クラブは、サポーターはそんなことを知らなくても良い、ただ応援してくれればいい、とでも思っているのだろうか。
クラブハウス問題が出てきてからの、クラブの情報発信のあり方については、大きな不満と不信感を抱いている。