サカダイのデータランキングが面白い

「J1・J2膳36クラブ3ヶ月診断書」という特集が載っていたので、サッカーダイジェストの今週号を買った。*1
診断書も参考になったけど、それ以上に興味深かったのがJリーグデータランキング。
Stats Stadiumのランキングと、サカダイが選定した独自のランキングが載っている。
チーム編では、シュート数、パス数、ドリブル数、クロス数、タックル数、シュート決定率、総決定機数*2、被シュート決定率、被総決定機数*3、警告・退場数のランキングが載っている。
各ランキングの湘南の順位は以下の通り。

シュート数 9位
パス数 13位
ドリブル数 11位
クロス数 18位
タックル数 17位
シュート決定率 1位
総決定機数 3位
被シュート決定率 2位
被決定機数 18位
警告・退場数 3位

なお、被シュート決定率、被決定機数、警告・退場数は、数が少ない方が上位になっています。


まず驚いたのが、シュート決定率が1位ってこと。
シュート数が9位と少ないが、総得点が2位なので、1位になってもおかしくは無いのだが、まさか1位とは思っていなかった。
被決定機数が最下位ってことは、それだけ決定機を作られているってことになるのだが、そんなにひどいとは思っていなかった。
確かに野澤の好セーブやバー、相手の決定力不足に助けられたイメージは強いけど、J2最下位とは意外だ。


一方で納得がいくのは、クロス数が少ないこと。
今年はチームの戦術として、サイドから攻め上がっても、中に中に切り込んでいくので、クロスが少ないのは納得。


よく分からないのが、パスもドリブルもそれほど多く無いってこと。
パスはもう少し順位が上だと思っていたんだけど。


この数字だけをみると、湘南はカウンターサッカーだ、と言われるのも、うなずける。
相手に多くの決定機を与えつつも最後のところで守りきり、ボールを奪うとパスやドリブルなどの手間はかけずに、中央に切り込んで確実に点を決める。まさにカウンターサッカー。数字上はそう見える。
そう単純なものじゃないと思っているけど、湘南がカウンターサッカーと言われても、私は全然構わない。


ちなみに、首位のセレッソは、シュート数、パス数、ドリブル数、決定機数が1位。
これはさすが。ゲームを支配している様子がうかがえる。
他のチームも注意深く見ていくと、いろいろと見えてくるかもしれない。

*1:サカマガも村松の記事が載っているので買った

*2:サカダイ選定

*3:サカダイ選定