2007年を振り返って

楽しかったシーズン

今シーズンが始まる前に、私は「チームにもとめること」として

  • 1年間通してJ2で戦い抜くこと
  • 昇格争いに最後まで絡むこと
  • 勝つためのサッカーをやって欲しい

の3つをあげました。
今シーズン、この3つは全て満たされたと言っていいでしょう。

シーズンが始まる前は、ここまでできるとは思っていませんでした。
やはり去年最悪のシーズンを過ごしたってこともあったし、その前からチームの方向性に対する不満があったので、なかなかチームのことを信じられない気持ちでした。
第1クールも、最初だけはいい年が何回もあったので、どうせまたGWで失速するに決まっている、と思っていました。
しかし、GWが過ぎても失速することなく、J2の中位以上の位置に居続けました。
その試合を見ていく中で、少しずつ自分の気持ちが変わっていきました。
多分、去年の秋から7ゲートのタスキの中で応援するようになった、と言うこともかなり影響していると思いますが、このチームをもっと応援したい、と思うようになっていきました。
そして、7月25日第30節のアウェイ京都戦から、約2年ぶりに遠方アウェイに行くようになりました。2005年シーズンの途中に、「このチームは応援できない」と思って遠方アウェイに行くのを止めていたのですが、*1自分の中での気持ちが高まって来たのです。
そして、昇格争いというのが現実のものになってきました。もちろん順位的には3位以内に入ることはなかったですし、何度もこれで終わりか、と思うこともありました。
しかし、上位チームの足踏みにも助けられ、結果的には第51節まで昇格の可能性がある中で戦い続けることができました。
私は1999年からベルマーレを応援していますが、今シーズンほど面白かったシーズンはありません。
前にも書きましたが、J2に来て8シーズン目、J2のことは何でも知っているつもりでした。しかし、昇格争いに絡むことがこんなにもハラハラドキドキするものか、こんなにもワクワクするものかというのを、今年初めて体験しました。
多分、昇格圏内に居続けて戦うことは、もっともっとハラハラドキドキするのでしょう。

印象に残った試合

自分にとって印象に残っている試合は、第42節のアウェイ大阪戦と第50節のアウェイ仙台戦の2試合です。

第42節アウェイセレッソ

これは水曜日開催の試合。ちょうどFリーグが開幕した頃で、Fリーグの試合も入れると1日おきの5日間で3試合があるという、応援するにはハードな日程でした。
でも、上位チームとの直接対決と言うこともあって、体力的にはきつかったのですが、大阪まで行きました。
そしてこの試合は、リードされては追いつき、リードされては追いつくという、まさに死闘。
しかも、相手のPKをヨンギが止めるというシーンもありました。
選手の頑張りを見ていると、自分も頑張らなきゃいけないと思って、体力的には相当きつかったのですが、最後まで跳ねて声を出して応援をしました。
結果的には引き分けでしたが、あの時のこみ上げて来る思いは忘れることができません。

第50節アゥエイ仙台戦

去年と今年、平塚競技場以外で一番行ったスタジアムがユアスタでした。それはもちろん白井選手を見に行ったのですが。
行きなれたスタジアムであること、そこでは2000年以来勝っていないこと、そして、昇格の可能性をつなぐためには絶対に勝たなければいけない、勝ったとしても京都の結果によっては昇格の可能性が断たれるという状況での試合、ということで、自分としてはとても思い入れのある試合でした。
しかも、その中で常にリードを保ちつつも、仙台の攻撃に耐えて、耐えて、耐え抜いて勝利を手にしました。
試合が終わった時点では京都の結果を知らなかったので、勝ったとしても昇格の可能性が無くなったかもしれない、という状況ではありましたが、しかしそれでも、その状況で勝利をつかんだことに、自分は気持ちを押さえることができず、マジ泣きしてしまいました。
あの時の気持ちは忘れることができません。

フットサル

今年のもう一つの大きなことは、Fリーグが開幕したことです。
これまでも、ビーチバレー、トライアスロンソフトボールがありましたが、フットサルはそれらとは大きく違います。
それは、「ホーム」があると言うことです。
ビーチバレーとトライアスロンは日本を世界を転戦するので、まず試合を見る機会があまりありません。さらにどちらも個人競技的色彩が強い競技なので、特にナベ・トリがペアを解消してからは、ベルマーレを応援するという感じが薄れたように思います。
ソフトボールはチーム競技なので、「ベルマーレ」を応援するという感覚は強いのですが、リーグ戦はFリーグで言うセントラル集中開催ばかりなので、こちらも観戦する機会が少なくなってしまいます。
しかしフットサルは、小田原アリーナというホームがあります。ホームがあるというのは、応援する側にとっては、とても大きいです。

Fリーグが始まってからは、観戦スケジュールが相当きつくなりましたが、フットサルの面白さも少しずつ分かってきたこともあり、これからもフットサルを応援していきたいと思っています。

最後に

自分にとっては、2007年はとても楽しいシーズンでした。
応援することの楽しさを実感することができたシーズンでした。
去年の秋に7ゲートに来て、今年はほとんどの試合を7ゲートで応援しました。
それまでは、メインの指定席で見ていましたが、7ゲートは、タスキの中は全然違います。
声を出して、跳ねていることで、選手と一緒に戦っている感を持つことができますし、タスキの中での一体感も味会うことができます。
7ゲートに来たことで、ベルマーレの試合を応援する楽しみが増えたと思います。
来年も、7ゲートで跳ねて声を出して行きたいと思っています。

*1:自分にとって準ホームのユアスタと去年の天皇杯の万博には行っていますが