J1へ昇格するクラブの資格

公式サイトの10月16日付の社長のPHOTO日記を読んで、いろいろと考えた。

「J1へ昇格するクラブの資格」の件が今日の理事会で報告された。毎年この時期になると必ず提出される案件。湘南になって8年目に初めて書類に名前が載った。

真壁社長は、リストに載ったことを感慨深げに語っている。
私も感慨深い。と同時に、すごく心配でもある。
果たして、(株)湘南ベルマーレは、「J1に昇格するクラブの資格」を満たしているのだろうか、と。
第4クールに入っても、昇格争いになんとか食らいついているけど、入場者数は昨年に比べて1試合平均で約500名減っている。この入場者数は、2002年以来の少なさだ。
7月に開催されたクラブカンファレンスでは、広告収入・当日券の販売はほぼ予算通りだが、年間シートの売上減と勝利給で赤字が進行中で、増資が急務だとの話があった。しかしまだ増資の発表はなされていない。昨年増資した分も、昨年度の赤字でおおかた消えている。
さらに、クラブハウス問題もまだ解決していない。今の仮設の事務所がいつまで使えるのか。当初期限は2年間と発表されたが、そのままだとすると、もう1年を切っている。
この状態で、成績が昇格の条件を満たしたとしても、クラブがその条件を満たせるのだろうか。
もちろん、真壁社長がそのことを一番良く知っていると思うけど、成績がJ1昇格の条件を満たしながら、クラブの経営がそれを満たさずに昇格できない、という最悪の事態だけは、なんとしても回避できるようにしてもらいたい。
そのためにも、残りのホーム3試合、1人でも多くの人をスタジアムに集めないと。
自分たちにできるのはそれくらいなのだから。