悔しくて悔しくて
先制されて追いついて、先制されて追いついて、最近のベルマにしては良い試合をしていた。
決して勝てない試合じゃなかった。
でも勝てなかった。
負けてしまった。
この敗戦はとても悔しい。
でも、負けたことだけが悔しいんじゃない。
ロスタイムに失点したとき、何人かの選手がピッチに倒れた。
そしてなかなか立ち上がらなかった。
リードを許したとはいえ、まだ時間は残っている。
残りの時間で絶対に追いつくんだ、という気持ちは選手に無かった。
試合を再開したら、さらにもう1失点。
そのキックオフで試合終了。
負けたのは確かに悔しい。
でも、ロスタイムに失点して、そこで選手がくじけてしまったのが、もっともっと悔しい。
彼らはわずかの残り時間に全力を尽くすことをあきらめてしまったのだ。
だから、続けて失点してしまう。
残りわずかの時間、集中し続けることができない。
そして、時間が残っていてもあきらめてしまう。
チームのこういう姿を目の前で突きつけられるのは、本当に悔しい。
今シーズンのロスタイムでの失点
悔しさのあまり、今シーズンロスタイムにどれだけ失点しているか調べた。
節 | 相手 | 失点 | 結果 |
3 | 水戸 | 44分、89分 | 0-3 |
9 | 札幌 | 89分 | 1-4 |
12 | 横浜 | 89分 | 0-2 |
27 | 水戸 | 89分 | 2-3 |
37 | 柏 | 89分、89分 | 0-4 |
38 | 鳥栖 | 89分 | 1-2 |
41 | 札幌 | 89分、89分 | 1-6 |
50 | 仙台 | 89分、89分 | 2-4 |
今日の試合も含めて、今期ロスタイムの失点が、8試合・12失点。
しかも、ロスタイムの連続失点が3試合め。
これは、誰が悪いとかいうレベルではない。チーム全体の問題だろう。
同じことをこれだけ繰り返すのは、チームとしての成長がないということ。
今日の試合を見た後で、
結果の出ない中でも、選手たちの気持ちと我々のやろうとしていることというのはピッチの中で表現できてきていると思います。これを継続してやっていくことで、次への結果が出てくるのではないかと思っています。
とか
今日のことを教訓にして、絶対に忘れないように胸に留めながら、残り2試合を戦いたいと思います。
とか
これまでの試合同様、内容は悪くないけれど試合が終わってみれば4点もとられてしまっているという事実がある。毎回同じような失点の仕方をしているので、克服しなければならない課題を、まだ自分たちは克服できていないということを痛感させられました。
内容のいいサッカーをすることは、来年につながる重要な部分。そして、やはり同時に結果も出していかなければならない。そうでなければ来年につながらないと思うので、その内容と結果の両方をしっかり追い求めて、次の試合も戦っていきたいと思います。
とか
残り2試合、絶対に勝ちたい。本当にその強い気持ちをもって戦います。
とか言うコメントを読んでも、全然胸に響いてこない。
あの、失点の後のピッチに倒れていた選手の姿を思い出すだけ。