監督を使い捨てにするチーム、選手を使い捨てにするチーム

2takeの湘南雑記(id:t-2take)の昨日付のエントリ「一夜明けて・・・」を読んで、先日のカンファレンスのことを思い出した。
真壁社長は「湘南になってからの6年間で今の上田監督で6人目。S級ライセンスを持っている指導者の世界は狭い。結果が出ないからと行ってすぐに監督を切ると、湘南は監督を使い捨てにするチームだというレッテルを貼られてしまう。」という趣旨のことを話したと記憶している。

では選手はどうなのか。
毎年チームの約1/3程度が契約非更改や移籍・引退でチームを離れている。
このシーズンオフはすでに8名の契約非更改が発表されているが、例年のことを考えると1/3ではすまないだろう。
このままでは「湘南は選手を使い捨てにするチーム」というレッテルを貼られてしまうおそれは無いのだろうか。
t-2takeさんの

多分、今回の発表により相当数のサポーターが怒りを覚えただろう。

そして、現時点ではかなりの数のサポーターが開幕戦を観たいと思っていないだろう。

もしかするともう二度と湘南を応援しないと決めたサポーターも居るだろう。

さらに、ユース上がりで生え抜きの高田の退団により今後湘南ベルマーレのユースから昇格する選手たちにも不信感を持たせた。

もっと付け加えれば、ベルマーレユースに対する信頼感も下がった可能性もある。

いやそれだけじゃない、大学、高校から入団してくるはずの選手&親御さん&各学校の監督からの心象も良い訳がない。

そしてこれは、他のクラブチームから湘南への移籍を打診されている選手も同じだ。

この指摘を、チームは、クラブはきちんと受け止めなければならないだろう。
そして、来年の結果できちんと答えを出す義務を、チームは自ら背負ってしまったことをちゃんと認識すべきだろう。
「監督を使い捨てにするチーム」よりも「選手を使い捨てにするチーム」というレッテルを貼られてしまうことの方が、チームにとっては打撃が大きいと私は思うのですが。